社会的役割を考えて選ぶ

IT系のエンジニアを目指してきた人が、職種として何を選ぶかで迷うことは珍しくありません。

その際の有益な選び方として、社会的役割を考える方法があります。
エンジニアとしてITに関わると、様々な角度から社会に寄与することが可能です。
エンジニアとして社会に対してどのような役割を果たすことになるかを考えて職種を選ぶことにより、高いモチベーションを維持しやすくなります。

社会基盤になっているシステムを改善したり維持したりしていきたいと考えたら、インフラエンジニアになる方法があります。
その観点をネットワークに広げると、ネットワーク設計や通信インフラに関わる道を選べるでしょう。

一方、諸企業に対して寄与していきたいと考えたら、Webや汎用機などのシステム系で働くことや、コンサルタント、アナリストとなるのが候補になります。
テクニカルサポートやセールスエンジニアも、消費者としての企業を支える上で重要な役割を果たす職種です。
また、個人の嗜好を満たしていくことを考えるのであれば、パッケージソフト開発が代表的な候補になります。

社会的役割を考えて職種を定め、その中で必要になるスキルを磨いてエンジニアとしての力を付けていくというトップダウン式の考え方をすると、素直な気持ちで仕事と向き合えるでしょう。
その役割を担うエンジニアが社会的に求められていれば、結果的に給料も高くなります。
IT系で働くエンジニアはスキルを前提にして職種を考えがちですが、社会的役割を重視すると高いモチベーションで働き、成果が給料につながっていくと期待できるでしょう。